i3 MEGAを修理していた時、モータードライバーを交換すると騒音が減り、動きが良くなるということを知り、コレを実践してみようと考えました。
調査
i3MEGAの不調を直そうと色々調べていた時、モータードライバーをTCM2208や2209に交換したら騒音が抑えられ、印刷品質も良くなるということが分かりました。


やることは、
- モータードライバー(基板)を5個とも交換する
- 電圧を調整する
- カスタムファームウェアをインストールする
・・・ということで、そう難しくなさそうです。
※TCM2209のほうが多少性能が良いが、2208のほうがネットに情報が多い感じ。
購入
最初に買ったのはTCM2209の方なんですが、理由は4個セットが安かったから。後から5個必要なことに気が付き、1個追加で購入しました。

でも、メーカーが違うみたいだし、大丈夫かな?

印字が少し違いますが、中身は同じでしょう。多分。
次に買ったのがTCM2208で、こちらは5個セットを買いました。
買った初期バージョンは、電圧調整ネジが底側に付いているので、調整が面倒くさい。(と、買った後から分かりました。)

(※ネットの情報では、BIGTREETECHというメーカーが良さそうな感じ。)
取り外し
事前にカスタムファームウェアを作ったdavidramiroさんの所から、WAREを頂戴します。TCM2208と現行A4988で+-が逆な点などが考慮されたファームウェアだそうです。

まずは底板を外します。

基板上の50mmファンを取り外します。

5個のモータードライバーを引っこ抜く。

左端のドライバーにホットメルトがくっついていたので、カッターで切りました。
2209に交換失敗
まずはTCM2209の方を取り付けることにしました。

後から買い足した1個(右)はICの数字が違うものの、基板のパターンは同じみたい。
テスター棒の+をトリマーの頭に当て、-を電源ターミナル右端のマイナスに当て、順番にトリマーを回し→プラスのテスター棒を接触を繰り返し、狙った電圧に合わせます。

ここで大失敗!一番左のドライバーで、トリマを回している時だったか、テスター棒を当てているだったか忘れましたが、金属棒の先端が滑って、下の端子に触れてしまいました。
パチっと鳴った後は、いくら回しても0.2Vより電圧が上がりません氵。
2208に交換
次は2208に交換してみます。またショートさせたらお終いです。今度は慎重に作業します。

よく調べず買った2208はVer.1.2で、半固定抵抗のネジは底側についています。つまりボードに挿したまま電圧調整ができません。なので、嵌めて→テスターを当て→外してトリマーを回し→嵌めて→テスターを当てるの繰り返しです。
前回、左端の調整に失敗したので、作業がしやすい右端のソケットを使って1個ずつ調整しました。もしかすると、それぞれの電圧は微妙に違ってくるかもしれませんが。

右端のソケットで設定したモータードライバーを所定の位置に差し替えて調整完了。

ヒートシンクが大きくなり、ファンが取付できないため、とりあえず蓋に固定しました。
ファームウェアインスト
Thingiverseで配布されているWAREをダウンロードして、CURAからインストール。

ポン付けの場合はMarlin-Ai3M-v1.4.6-TCM2208.hexをインストール。reversedというのもあるが、これは既にコネクタをプラス・マイナス逆に改造してある場合に使うらしい。
まずはテキトーに作ったテストモデルをプリントしてみると、スカスカ。

Repetier-Hostを使ってG-codeを1行ずつ入力し、エクストルーダーの設定を変更します。
- M502(ファームウェアのデフォルト値を呼び出し)
- M500(念のため初期状態をセーブ)
- M92 E384 (エクストルーダーのモーター設定をMEGAからMEGA-Sに変更)
- M203 E30 (エクストルーダーのモーターの動作をMEGAからMEGA-S用に変更)
- M204 R1500.00 (エクストルーダーの加速度制御をMEGA-S用に変更)
- M500 (変更内容をセーブ)
注)()内の文字は入力しない。E384は最適値が分かっていれば、それに置き換える。

上出来。あとは、カスタムファームウェアに付属の25ヶ所でベッドの高さを微調整できる機能[メッシュベッドレベリング]で調整すれば完璧です。
騒音は感覚的には30%減といったところ。
モーターの騒音は減ったけど、逆に冷却ファンの音が大きくなった気がするのは錯覚でしょう。そのうち大口径の冷却ファンに交換しようと思っています。





