小米(Xiaomi)というのはスマホの世界シェア3位の中国新興メーカーです。温湿度センサーは小米が作っているSmart Homeという家庭内の機器をスマホで遠隔操作するシステムの一部です。今回はGearBestというところからお話しがあってレビューすることになりました。
GEARBESTはOPENして間もないショッピングサイトです。上のページはこちらです。
小米温湿度伝感器。ZigBeeという無線規格を使っています。
温湿度センサーの大きさは35.5mmほど。
コイン電池駆動です。zigbeeは省電力とのこと。
説明書は中文のみなので理解するのが難しいです。ボタンを押しながら登録する感じ?
実は温湿度センサーを繋ぐには、WiFiで繋ぐゲートウェイが別途必要です。このゲートウェイにZigBeeでぶら下げる形で温湿度センサーを接続します。
シンプルなデザイン。清潔感があってイイと思います。
この小米多功能網関(Smart Home Gateway )は温湿度センサーの他に、ドアセンサーや人感センサー、電源タップなどにも繋げられるみたいです。
小米多功能網関。コレを無線LANに繋ぎ、zigbeeで色んなセンサーに繋がるようです。
コンセントに挿して使うんですが、この中国のプラグじゃ使えないよ。┐(‘д’)┌
100V-240Vと表示があるので、下の斜め2つにAC100Vが繋げられれば何とかなりそう。
過去に余り物で作った二股コードを使って100VACを入力してみます。
片方がL 、もう片方がNになるようにテスターでチェックしてから接続。
上手く行きました! LEDランプが点滅して、中国語で何かしゃべっています。
さてここからはスマホで動かすための設定です。Androidでもiosでも動かせるみたいですが、タブレット[dtab d-01G]で繋いでみました。手順はざっと下記の通り。
- xiaomiから「小米智能家庭」(MIHOME)をダウンロードし、スマホにインストール
- xiaomiのMi Accountを作り、登録する
- 無線LANに「多功能網関」(ゲートウェイ)を接続する
- 「多功能網関」(ゲートウェイ)に「温湿度伝感器」(温湿度センサー)を接続する
書けば簡単ですが、なかなか上手く繋がらず苦労しました。注意すべきことはMiAccountのサーバーを選ぶ画面で「中国大陸」を指定すること。こうするとMiHomeが最新バージョンにアップデートされ、使えるようになりました。
左:MiHomeアプリをインストール 右:Mi Accountを登録
左:家の無線LANに接続 右:ゲートウェイを接続中
左:小米多功能網関が登録完了 右:温湿度伝感器も登録完了
そして目的の「スマホに温湿度を表示する」が達成しました。このシステムの利点は離れた部屋の温湿度を管理できることです。温湿度センサーを複数個部屋ごとにセットすれば、各部屋の状態を管理することができます。
左:現在の温湿度が表示されました。右:変化をグラフで表示できます。
また、多功能網関(ゲートウェイ)をスマホで操作することもできます。
左:ゲートウェイの明るさ調節画面 右:ON/OFFタイマー設定も可能
ちなみに、PCにandroidエミュレーターをインストールしても使えました。
お~。矢印をドラッグすると、ゲートウェイのLEDランプの色が変化します。面白い!
スマホをリモコンとして色を変えられるのは新鮮な感覚です。今回の温湿度センサの他にも色んな機器が用意されているので、ホームセキュリティ的な使い方もできそうです。
ただし、これを日本で使うのは結構ハードルが高いと思います。中国プラグが使えるように変換アダプターを用意する必要があるし、表示は全て中国語です。(温湿度センサーはこちら)
ところでこのGearBestですが、興味をそそるIT系ガジェットや3Dプリンター系パーツも扱っており、かなり面白そう。後日このサイトについて、もう少し詳しく紹介したいと思います。
(2016-05-06 /xiaomihome)
小米温湿度伝感器
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