ThruNite® Ti5のレビューです。単四1本駆動の小さいボディながら100lmの能力を持つ、頼れるペンライトです。
「フォワードクリック式」という特徴的なスイッチを採用しています。
今回もThruNiteさんからサンプルを送ってもらったのでレビューします。
ミント缶のようなケースに収まっています。
開けてみると、本体と取説、スポンジの下にOリング2本とシリカゲルが入っていました。
手の中にすっぽり収まるサイズ。ツルッとした表面。いつもながら仕上げの品質はイイです。
この形は以前レビューした[Ti4]の短い版といった感じです。
[Ti4]と比べると長さはの2/3程度。テールスイッチ部が少し太くなっています。
滑り止めの形が違います。[Ti5]の方は固くて回らず、分解できませんでした。
では[Ti5]を詳しく見ていきましょう。 何と言っても一番の特長はこのサイズでしょう。
全長:90mm/直径:Φ14(先端)Φ15(後端)/重量:20g(電池除く)
【特徴】
- 日常用として、非常用としてもOK
- 固くて手触りの良いアルミボディ
- Cree XP-G2 R5使用(100lm/最大使用時間120時間)
- フォワードクリック式スイッチ
- Fireflyから始まるモード切替
- IPX-8防水性能
- クリップ付きで持ち運びに便利
【出力とランタイム】
- Firefly:0.03lm/120時間
- Low:10lm/6.5時間
- High:100lm/30分
- Strobe:100lm/1時間
主な特長は1AAAミニサイズ、100lm、防水、フォワードクリック式スイッチって所かな。
仕様を[Ti4]と比較してみました。
電池1本なのでコンパクトですが、能力は電池2本の[Ti4]よりは下ということになります。
早速使ってみました。
前側から電池を入れるタイプです。
LEDはCree XP-G2 R5。リフレクターはOrange peel。
基板は見た目では[Ti4]と同じです。
モード切替はテールスイッチをOFFにしてから半押しで切り替わります。または点灯状態で、先端部を捻って戻せばFirefly→Low→High→Strobeの順番で切り替わります。
「フォワードクリック式SW」は短い時間半押しで点灯するような使い方に向いています。
このライトにはスイッチを切った時に最後に使ったモードをメモリーしておく機能が備わっています。スイッチを切って1~10秒の間に再度スイッチを入れると最後に使ったモードで、それ以外はFireflyで始まります。
ライトとしての性能をテストします。3m先の壁を照射してみました。
左:Ti5、右:Ti4 100lmと252lmの差が見て分かります。
物置の中(約1m先)を照らしてみました。
左:Ti5、右:Ti4 近い距離の場合は明るさの差は小さいように思います。
防水性のチェック。
防水性IPX-8(2M) 問題なし。
この[Ti5]は手の中に収まるコンパクトさで100ルーメンというのが魅力です。 小さくて軽いので、口に咥えたり、耳に乗せたりっていうような使い方も出来そうです。
フォワードクリック式スイッチは慣れるまで戸惑いますが、半押しでモードを確認して、そのまま押しこむとスマートに使えます。好みの問題だと思いますが、私にはこのスイッチの良さがイマイチ分かりませんでした。
(2015-12-11 thrunite_ti5)
コメント