昨年4月から始まった電力自由化ですが、新電力に切り替えた家庭は全体の5.4%なんだとか。大して安くならないし、面倒臭いということなんでしょうかね。ウチの場合は1円でも安くなればと、自由化が始まってすぐ、東燃ゼネラル(現JXTG)のmyでんきに切り替えました。
契約アンペアと、ひと月の使用量によっては、myでんきの料金↑が最安です。(oink!調べ)
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東燃ゼネラルは遅い!
ここの料金設定はウチにとってはベストなんですが、電気使用量がWEBですぐに見られないのが大きな不満です。データの遅延は東電パワーグリッドの問題って東燃ゼネラルは言うけど、何においてもレスポンス悪い会社だから、信用できないんだよな。
myでんきの電気使用量は、前回の表示から約1ヶ月後に1ヶ月分まとめて更新されます。1ヶ月前の時間別のグラフを見たって、何に電気使ったか覚えてないし、価値無いよね。
東燃ゼネラルは4月にJX(ENEOS)と統合されて、JXTGとなったわけですが、myでんきは以前のままで、ENEOSでんきのサービスが取り入れられるような気配はありません。
myでんきを使い始めて丁度1年経ったし、電力使用量グラフの表示が遅い原因が本当に東電パワーグリッドにあるのか検証する意味も込めて、別の電力会社に移ることにしました。
全くマークしていなかったHTBエナジー
1年前に比較サイトで調べた時には全く網に掛からなかったんですが、長崎のハウステンボス系(H.I.S.系)のHTBエナジーという会社を見つけました。実はここも料金は東電の5%OFFで、myでんきと同じなんですね。何でもっと早く気が付かなかったんだろ。
40A・50Aの料金はmyでんきと全く同じ。(正確には@1銭高いですが、まあ誤差ですね)
そして何よりWEBサービスに期待できます。HTBエナジーを契約した久べえさんのレポートを読むと、グラフはほぼリアルタイムで、2時間前の使用量が表示されるとのこと。
しかも、myでんきでは1時間ごとのグラフだったのが、30分ごとで表示されています!
電気料金が同じなら、myでんきより良くなる事はあっても、悪くなる事は無さそうです。
HTBエナジーに関するその他の情報
- 別の窓口である『H.I.S.でんき』で契約するのと何が違うのか良く分かりません。
- WEBページ(見える化)は標準装備、データのダウンロードもできるみたい。
- 電気料金は既存電力会社の5%OFFで、myでんき(旧東燃ゼネラル)と同等。
- 契約期間は1年自動更新。1年未満の解約違約金は2,000円。
電気料金は自分で計算するのが一番。
比較サイトでは大体の目安は分かりますが、正確な値は表示されません。目ぼしい会社を3つぐらいピックアップして、自分で計算し直すほうが正確です。
表の見方:使用電力量が少なめの家庭でも電気代がお得になる会社をピックアップしました。東京電力を基準に、エネオスとLooopとmyでんき、それに今回目をつけたHTBをプラスして、契約アンペアごとの従量料金を比較しています。(↓クリックで拡大)
30A契約:325kwh以下はHTB、330kwh以上はエネオス
40A契約:235kwh以下はLooop、240~325kwhはmyでんき、330kwh以上はエネオス
50A契約:使用量に関わらずLooop。(Looopは契約アンペアというものが無い)
過去1年間の毎月の電気使用量を把握すれば、お得な電力会社が分かります。ウチの場合は、契約アンペアが40Aで、最小200kwh/平均270kwh/最大340kwh程度なので、一番お得なゾーンは、myでんき(=HTBエナジー)になります。
実際の変更手続き
HTBエナジーのWEBから申し込みます。仮登録するとメールが送られてきて、記載されたリンクから本登録を申し込みます。
申し込み手続きが終わると、翌日の午前中にはマイページが見られるようになりました。午後に「お客様番号相違で手続きが進められない」とメール連絡があり、新電力からの切替であれば、どの新電力からの切替か教えて欲しいというので、すぐに返信したら、その日の夜に切替手続き完了のメールが送られて来ました。
ということで、申込み翌日には切替契約が完了。検針日は現在のまま変わらず、実際の切替日は4月分を締めた後、5月以降から供給開始ということになりました。
このレスポンスの良さにはもう感激です。この時点でHTBエナジーへの好感度が急上昇!
myでんき vs HTBエナジー
myでんきの良い所
- 解約違約金が無い。
HTBエナジーの良い所
- 専用マイページで支払い方法やパスワードが変更可能。
- 支払いは、クレジットカード、口座振替、コンビニ支払いが可能。
- 請求書がメールで送られて来る(らしい)。
- 電力使用量グラフは最小30分単位。
- 日々の使用量CSVファイルがダウンロード可能。
で、WEBサービスはどうなの?
料金支払いは手数料が掛かるコンビニ払いが初期設定になっています。カード払いに変更すればポイントも貯まるので、早速手続きしました。番号を打ち込むだけなので実に簡単です。
まだ電力供給前ですが、既にマイページが出来ているので、各種手続きが進められます。
最大の関心は電力使用量がリアルタイムに表示されるのかどうかですが、来月供給が開始されてみないと分かりません。結果についてはお楽しみに。後日レポートしたいと思います。
結果はこちら
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コメント
私も、新電力のLooop電気おうちプランへ変更しました。
ようやく待ちに待った四国エリアが対象になりましたので。
消費電力が極端に少ないので、基本料金0円は相当お得になります。
年間約4300円から700円程度の予定です。(約3600円減額)
どう考えても変えない理由がない。
ただし、対象設備は我が家ではなく、五十鈴の丘発電所(19.5kW)の買電従量電灯A契約-四国電力から新電力へのりかえました。
供給切替は5/25からの予定なので、来月検針分の翌日からのようです。
スマートメータ工事は、なんと明日(4/27)が工事日と連絡がありました。
それに合わせて売電メータが不要となるので、DIY撤去予定です。
こののりかえで、もう一点うれしい誤算が。
四電コンシェルジュによる電気料金照会サービスでスマートメータに代わることで、売電量が遠隔監視可能となります。
いつでもどこでも売電量グラフが見えるようになります。
(売電契約は四電のままです)
・『日別電気ご使用量グラフ』 — 翌日に更新
・『30分別電気ご使用量グラフ』— 1時間後に更新
ただし、通信状況がよくないと見えません。
ほとんど近所にスマートメータ化されていないので、あまり期待していません。
見えるようになったらまたコメント報告いたします。
Looopは基本料が0円なので、別荘を持っているならいいですよね。
独立型太陽光発電関連の商品ではよく目にしていた会社なので
以前からマークしていました。
looopは契約するとアンペアブレーカーを外すって書いてあったので、
looopから他の電力会社に移ることになったら、面倒なことにならないか
ちょっと心配でした。
グラフがリアルタイムに見られるかどうかは契約してみないと分からないのが辛いところですね。
でも、売電量も見られるっていうのはいいですね。
コメントに誤りがありました。大変失礼しました。
結果として、売電遠隔監視はできませんでした。
スマートメータ化により買電は、30分別・日別電気量が見えますが、売電は対応していない模様。
関西電力圏でタダめがねとして売電遠隔監視の運用画面を確認していたので、てっきり四電も見えるものと誤認していました。
とても残念な結果となりました。
そうですか。それは残念でしたね。
でも売電量は今までもモニター出来ていたんですよね?
(よく分からないですが)
京セラのエコノナビットというモニターを設置して監視できていますが、宅内LANからしか監視できません。
外出先からクラウドやWEBによる常時遠隔監視はできませんでした。
また、検定計器による取引量=モニター監視量ではないため、僅かであるが誤差がある。
もしタダめがねのようにできたら、無料で外部からもWEBによる常時30分別売電量(=取引量)遠隔監視が可能となります。
スマートメータ化されたので、Bルートサービスを申し込んでHEMS機器を設置すればリアル監視できますが、無料とはいきません。スマートメータ間とは通信規格wi-sunを使った無線通信でデータを取り込んでいるようです。
今後、エコノナビットが故障したらHEMS機器を導入設置することにします。
まっくんちさん
スマートメーターならAルートでどこからも電力量が見えるということですね。
タダで使えるのは魅力ですね。何年かして、スマメが普及したら四国電力でも
使えるようになるんじゃないですかね。