ラクーンコンポにパワースイッチを付けました。アシスト回路をリセットしたい時や、平地でアシストをOFFにしてバッテリーの消費を減らしたい時にこれを使います。
手元でON/OFFできるのが売りです。
構想・設計
バッテリーをリチウムイオン化したら、たまに高負荷が掛かると回路が遮断するようになりました。こうなるとメインキーを切るだけではリセットされず、一旦バッテリーを抜く必要があります。コレが面倒なので、手元で簡単にON/OFFできるようにしたいと考えました。
バッテリーを取り外すのと同じことをリレーを使って動作させようと思います。
ON/OFFスイッチのケースは3Dプリンターで作り、ハンドルに取り付けます。
パーツ購入
Aliでパーツを色々購入しました。全部揃うまで1ヶ月ほど掛かりました。
リレー、防水プッシュスイッチに4芯ケーブル。仕様の違うものをいくつか買ってみました。
24V用リレー。14VDCって書いてあるけどいいのかな?
Blue LED付きの防水プッシュスイッチ(オルタネート)を使うことにします。
26AWG (Φ3.5)と24AWG (Φ4.5)の4Cケーブル。Aliでケーブルを買うのは初めてです。品質的には全く問題ない感じ。でもよく考えたら3芯で良かったですね。
3Dプリント
スイッチのケースとハンドルに固定するバンドをABSでプリントします。
ケースのフタはハーフパイプ・スライド式。
キレイに出来ました。
ハンドルに取り付けるバンドは、しなるように肉厚を変化させています。
1個は予備。耐候性はあまり良くないので、1-2年で折れる可能性が高いです。
交換しやすいように、ネジで固定します。
フタは後ろから押し込んで閉めます。
組み立て
ケーブルは26AWGの方を使うことにしました。ケースの穴に通してからスイッチをハンダ付けし、ナットを締めて固定します。
26AWGの許容電流は2.2Aらしいので余裕です。抜け止めの結束バンド取付けます。
リレー、LEDの動作確認OKです。ONでLEDが点くように配線します。
リレーを収めるスペースが厳しいので、コネクタは4つ個別に付けることにしました。
リレーのネジ止め用の耳を切り取って、横に倒して何とか収まりました。キツキツです。
バッテリーを嵌めて動作確認。OKです。あとはカバーをネジ止めすれば完成です。
左からバッテリーメーター、AAAライトスタンド、そしてパワースイッチ。
ペダル漕ぎ出し時など「高負荷が掛かると回路が遮断する現象」は現在も発生しますが、バッテリーを抜いてリセットする手間がなくなったので随分楽になりました。
パワースイッチを付けたデメリットとしては、リレーに電力を消費すること、スイッチの切り忘れに注意が必要なこと、ですかね。(満足度:85)



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