amazonで中華インバーターを買いました。リョクエン(LVYUAN)の12V1000Wです。
日本向けの100Vコンセントが付いた製品を買うなら国内で探したほうが選択肢が多いです。
Contents
購入のきっかけ
もうすぐ10年になる大橋産業(BAL)の400W正弦波インバーターですが、AC出力電圧が92V前後しか出ていないことに気が付きました。
コレを分解してみたいのですが、分解中に使うためのスペアがあってもいいかな。
LVYUAN 12v1000w
ということで、1万円前後の安い正弦波インバーターを買いました。この製品を選んだのは、ネット上に調整や修理に関する情報が溢れているからです。
効率を考えれば24Vが良いのでしょうが、12Vだと市販の12V系機器がそのまま使えるのがメリット。ウチの屋内配線は壁に付けたシガーソケットから13.7Vが取れるようにしています。
1000Wにしたのは電子レンジや電熱系の機器を使う予定が無いから。予定しているのは天井の照明と、43インチモニターなどで、せいぜい100W程度です。
使用した感想
結露を先に言うと買ったままではダメな製品。手を加えたら使い易いモノになると思います。
ファンが煩い
まず、約1分半ごとに回るファンの音が煩くて、気が散ってしまいます。(出力が30Wでも60Wでも動作は同じ)これは静音ファンに交換必須です。
今まで使っていたBALの400Wインバーターのファンは静かだったし、回る頻度も数時間に1回10秒程度回る感じでした。
防振パッドを置いただけでも床の振動が減り、静かになりました。
電圧が高い
出力電圧は113Vに設定されていました。
これは多回転ボリュームを回せば簡単に調整できます。
黄色い円の所の半固定抵抗を時計回りに回すと電圧が下がります。
BALと同じ107Vに下げ、様子を見ようと思います。(その後105Vまで下げました。)
常時USBに通電
電源スイッチがOFFでも、バッテリーに繋がっていれば2つのUSB5Vが取れるようになっています。待機電力は微々たるものかと思いますが、常に緑LEDが点いているのがイマイチ。
スイッチOFFでもUSBの5Vが取れます。
スイッチOFFでLEDが点いていると、POWERが点いているのか消えているのか分かりにくい。
周波数は60Hz
内部にスイッチがある訳ではなく、50Hzに切り替えることが出来ません。多分、基板のどこかを弄れば50Hzにすることはできると思いますが、60Hzで使えない機器は無いし、効率も60Hzのほうが良いだろうし、このまま使おうと思います。このことに特に不満はありません。
amazonの商品ページをよく見ると、1000Wは60Hz固定って書いてあるね。まあいいか。
ガタ付きあり
ガタつかないようにACアウトレットがホットメルトで固定されていたのですが、雑な付け方でコンセントを抜く時に引っ張られて隙間が開く状態でした。
100均のグルーガンでたっぷり付け直して、ガタツキは収まりました。
ワニ口クリップ、シガープラグ共に品質は悪いです。
シガープラグはヒューズが入っていない、一番安いヤツ。
電気的性能
実際に負荷を掛けてみると、消費電力は少ない感じ。60Hzだから?
商用電源50Hz経由だと30W前後の天井のLED電球6個が25W。
商用電源50Hz経由だと50W前後の43インチモニターが33W。
力率が0.56っていうのはどう見ればいいんでしょうか?
2つの機器合わせて60Wっていうのは、今までより良いのは間違いありません。
とにかくファンの音が我慢できるレベルではないので、もう少し静かなファンに交換しようと考えています。(つづく)
コメント