キーボードの分解修理です。打てなくなった文字が5ヶ所ほどあります。修理のポイントは導電ペーストで切れたパターンを繋げることと、3Dペンを溶着に利用するという点です。
2年ぐらい使ったlogicoolのキーボード。
まずは後ろのネジを外して表側のカバーを外します。
外して分かったことは、ファンクションキーの上にもスイッチがあるということ。
キートップは引っ張ったら抜けました。X形の壁で液体等が入り込まないようになってます。
キートップを支えるベースパーツの足を板金の穴に通して、熱で溶かして固定する構造。
40本近い足を全てカッターで外し、中のシートを取り出します。
2枚のシートの●部分を押すと、スイッチが入ります。(文字が打てます。)
端っこの線が黒くなっていて、銀色の導電材が剥がれた感じです。
銅テープと銀ペーストで切れた部分を繋ぎました。
乾いたら、線の間をナイフで削って形を整えます。通電チェックOKです。
シートを挟んで元に戻します。ここで3Dペンをグルーガンとして活用。
溶けたABSを金属の棒で押しつぶす作戦。
カッターでヒゲを切り、形を整えて、組み直せば修理完了です。
3Dペンは本来、立体オブジェを作るための道具ですが、私の場合はABS溶着用の道具として使うことがほとんどです。
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(2016-04-01 lckb_syuuri01)
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