自分で家を建てたい
自分で家を建てたいというのが長年の夢でした。しかし土台から作るのは時間的に難しい。一人でやっていたら2年や3年は軽くかかってしまいそうです。そこで、中古の家を買って、好きなように改造することを目指しました。
すべてはココをブチ壊すことから始まりました。
もう後には引けない。
週末は物件探し
家を買ったのが、およそ1年前。この物件に決めるまでの数ヶ月間、インターネットや折込のチラシをチェックし、週末には目を付けた物件の住所を推測して、現地まで見に行っていました。
絶対条件は、予算内で、駅から近くて、広いこと。新築、中古は問いません。
価格というものは需要と供給のバランスによって成り立っているっていうのが、家というモノを探すとよくわかります。 駅から近くて安い物件は、行ってみると線路の脇だったり、崖の上だったり、送電線の下だったりして、安いものにはそれなりの理由があるんですね。
やっぱり、希望する条件 と予算がかけ離れすぎているのかな?なんて考え始めたころ、ふと見つけたのが、「中古」、「駅5分」、「鉄骨3階建て」、「1階ガレージ」というもの。間取り変更がし易い「鉄骨造」、雨の日でもモノいぢりができる「ガレージ」。まさに私の理想でした。
早速こっそりと外観を見に行き、後日不動産屋を通して、内覧させていただくことになりました。内覧した日には、ほぼ買いたい!と意思を固めていたんですが、交渉事ですから、はやる気持ちを抑えて、その日は見るだけで帰ってきました。
中古物件売買の流れ
家という高い買い物は初めてだったので、いろいろ勉強になりました。
売主との間には必ず不動産業者が入り、売主側、買主側それぞれから仲介手数料を受け取ります。ひとつの不動産業者が仲介した場合は「両手」といって売主/買主双方から代金の3%+αが入る、おいしい商売です。
今回は後輩の不動産屋に買主側として付いてもらいました。3%+αの手数料をディスカウントしてもらい、後輩も楽に儲けられれば、双方ラッキーでいいかなと目論んだ訳です。
中古物件購入の流れは、まず購入の意思を示すために「不動産買付証明書」をいうものを不動産屋を通じて提出するのですが、ここに希望価格や、手付金などを提示します。基本的には先着順で受付し、売主との値段交渉が始まります。
そして自分なりに公示地価を調べ、築年数から妥当な値段を計算して、希望する金額を提示したんです。ドキドキしながら回答を待っていたら、売主側不動産屋からは、「先客がいるので二番手として入れておきます。」だとか、「〇〇円なら何とかなるかもしれない。」などと、簡単にはウンと言わないんですね。今考えても、先客なんて絶対いないと思っているのですが、まあ交渉事だから相手もいろいろ作戦があるのでしょう。でも結構神経が疲れました。
結局のところ、物件案内に提示してあった価格から、十万の位の端数を引いた金額で購入することとなりました。
手付け金を支払うまでに「契約をやめておいた方が良いかもしれない」と考えたり、ヒヤヒヤ、ドキドキさせられる場面が多々ありましたが、知り合いの不動産屋が親身になって動いてくれたおかげで、無事に契約を済ませることができました。
金銭感覚に注意
その後は、どこでお金借りればお得かを調べてローンを組み、書類集めなど自分でできることは全て自分でやり、費用のコストダウンを図りました。ローンは定年の年には完済していたいので「無理のない返済計画」を立てました。(サラ金のコマーシャルってどう見ても無理があるね。)
それでも本体以外の費用って、想定の範囲内ではありましたが、結構掛かりますね。金額が大きいので気が大きくなるし、多少感覚が麻痺しますので、今後住宅購入を考えている方は注意したほうが良いと思います。
俗に言う”権利証”。 パスワードが書かれている。
シールを剥がすと12桁の記号が見られるらしい。(見たいけど止めときます。)
構想が楽しいのです
さて、家が自分のモノ(共有名義ですが)になれば、あとは、法律の許す範囲で、好きなように改造して、いじくりまわすことができます。幸いなことに、役所の固定資産部門に勤める友達がいたので、勝手にやったらマズイことだけは一通り把握しておきました。鉄骨造なので、壁で建物を支えていませんから間取りを変更することも可能です。イメージを膨らませながら図面を引き、分らないことはインターネットで調べて・・・
この、構想している時が一番楽しいんです。
具体的な施工、改造は順次こちらにアップして行きます。
(2009-05-12 /ie001)
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