カブでアクションカメラを使う時は首掛け型のホルダーが便利ですが、前傾姿勢のTZR250Rで使うと振り子のようにブラブラ動いてまともな映像が撮れません。
そこで、ヘルメットの顎部(チンバー)に取り付けるアダプターを作ろうと思います。
ヘルメットマウント
ヘルメットにカメラを取り付ける方法は、マウントを貼り付けるか、ベルトで縛るかだと思います。常に撮影する訳ではないので私としてはベルトで着脱ができるタイプがイイ。そうなると頭頂部よりも、フルフェイスの顎部に固定するのが簡単そうです。
最初から標準で付いているパーツを組み合わせて試してみました。
ヘルメットは3次曲面なので、台座の中心部が当たっているだけで外側は浮いてます。
ベルトで縛るだけでピッタリフィットする台座を作ろうと思います。
台座の自作
ベース部分をヘルメットの球体にピッタリ合うように作り、ベルトで固定するタイプを作ろうと思います。ヘルメットの顎部の面にR定規を当ててみると、ざっくりSR70って感じです。
モデリングして、3Dプリントしてみます。
いつものようにABSでプリントします。
はい出来た。
単純なSR70ではなかった。縦方向はもう少しRが大きかったようです。
横方向のRはまあまあイイ線行ってます。
シリコンで滑り止め
モデルを修正してプリントし直すのもイイですが、シリコンでピッタリフィットするようにしてみようと考えました。
黒のシリコンを盛り付けます。
取り付ける所にはワックス系の離型剤を塗っておきます。
押し付けて、固まるまで放置。
マウントパーツは緩いRが付いていたので、机の上にペーパーを置いて平らに削りました。
出来た台座を付属の両面テープで貼り付けました。
シリコン表面が汚いのは、完全に固まる前の半熟状態で剥がしてしまって追加で盛ったから。
装着
シリコン全面がヘルメット表面に密着して、ズレることなくイイ感じです。
上下の位置はここがベストポジション。隙間はシリコンで埋まっています。
シールドがギリギリ開けられる位置が撮影にちょうど良い角度。
左)付属品そのままだとグラグラ。 右)自作の台座を噛ませればピタッと安定します。
ヘルメットを被って、少し下を見ながら画角を確認、調整できます。
実際に撮影した動画はまた今度。(動画はこちら)
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