以前、STEREO誌付属のスピーカーキットとエンクロージャーを作ったのですが、スピーカーの作り方が雑だったためか、ビビリ音が出ていました。
工作する時にこのスピーカーを使っています。ビビリ音が出るのは左のスピーカー。
FOSTEXのP800K(の自作キット)製作中の写真。
完成後、ビビリ音が気になったので、センターキャップを外して付け直しました。
一時はノイズが消えて直ったように思えたのですが、実は直っていなかったみたいです。
エンクロージャーは気に入っているんで、スピーカーを交換してみようかな。
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HiVi B3S
同じスピーカー(P800K)の完成品を買い直すのもなんか面白くないので、手頃な値段で代替できるスピーカーが無いかと探していたら、メタルコーンのコレを見つけました。
HiViというのは初めて知ったのですが、アメリカのメーカーだそうで、評価は良さそうです。
B3Nというフランジが円いモデルの評価が割りと良いので、似た感じのB3Sを選びました。
B3NでなくB3Sにしたのは、ネジ位置がP800Kと全く同じだから。なのでリプレイスも簡単。
Fostex P800Kの重さは282.5gですが
B3Sは512gで、重量1.8倍です。重いのは大きいマグネットとそのカバー分だと思います。
B3Sはハンダ付けタイプですが、コネクターをペンチできつく修正し、そのまま使うことに。
B3S、P800Kを繋ぎ替えて聴き比べてみました。
ざっと聴いた感想はB3Sは高音が伸びて、音像がはっきりした感じ。
HiVi B3S | Fostex P800K | |
高音の伸び | ◎ | ○ |
低音の量感 | △ | ○ |
低音の歯切れ | ○ | ○ |
音像定位 | ◎ | △ |
得意な楽器 | アコースティックギター | 何でもそこそこ |
※あくまでも個人的な印象による官能評価です。
インピーダンス:8Ω 出力音圧レベル:82db 再生周波数帯域:80Hz~19,000Hz
マグネシウムアルミ合金コーン 8cmフルレンジ。防磁型です。
掃除もしやすいかも?粉だらけになりますからねぇ。
まとめ
スピーカーを替えると、こうも音が変わるかとあらためて思いました。HiViのB3Sは今までのFostex P800Kよりも、音源の中の楽器の音がはっきり分解されるように感じました。特にアコースティック・ギターの弦を弾く音がきれいという印象です。
P800Kはオールラウンドに使えるスピーカーで、こちらもイイです。自分の好みはバスドラが歯切れ良く、ねっちりした音ですが、そういう音はこっちのほうがイイような気がします。(ビビリ音のため、本来の音が分からないので、「気がする」としか言えません。)
どちらのスピーカーも安い割にいい音鳴ります。ネジ位置がどちらも同じ(Φ90×45°交点)なので交換は簡単です。アコースティック系を聞くならB3Sがイイかと思います。
(満足度:90点)
コメント
良い感じに収まってますね。小口径フルレンジに目がない身としては興味津々w
とは言うものの、ステレオ誌付録のメタルコーンのフルレンジもまだ視聴していないので更に手を出すのは躊躇しますね。
個人的に現在気になっているのはALTEC LANSINGのフルレンジで3インチ口径の「E03-006B-04-B」と言う型番の物。NFJがスポットで入荷したのを販売しているものなんですが、ALTEC LANSING A7のミニチュアを作るのに良いかなと。2.5インチと違ってセンタードームが小さめなので、A7の雰囲気に近くできそうなんです。価格も税込み780円なので買おうか悩んでます。最も、A7の構造を完全自作で作るほうが難易度高そうではあります。
全く知らない世界なので、よく分かりませんが、「NFJがスポットで入荷」、「E03-006B-04-B」という品番からして、マニアックな香りが漂ってますね^^