ウチの玄関の鍵は電気錠になっています。壁のスイッチで開閉できるのですが、なぜか真夏の暑い日や真冬の寒い日は(開くのは問題ないのですが)閉めるのが上手くできません。
この鍵の動きが悪いのを直します。
錠ケースごと交換
もう25年以上使われているので、摩耗しているパーツを交換してみようと考えました。問題はこのパーツがまだ手に入るのかどうかです。ネットで調べてみると、売っている店を発見。全国で2店舗のみです。結構高いですが、思い切って「THE 鍵堂」さんに注文しました。
ただしWESTのコレは受注生産のようで、納品まで3週間ほどかかりました。
サムターンも摩耗しているので、部品が取れるうちに入手しておくことにしました。
交換作業
順番に外して、新しい部品に交換、取り付けます。技術的には特に難しくありません。
左が古い方。十字の側面が削れています。
左が新しい方。
同じもので間違いありません。
ハンドルを外したところ。
あとは元通り取り付けるだけ。
交換完了です。
ところが、せっかく交換したのに引っ掛かりがあるんですよね。(マー君も心配そう。)
引っかかりの原因
この電気錠は枠の方からソレノイドで鍵のブロックを押す仕組みです。
施錠スイッチボタンを押すと上の丸い所から棒が飛び出てきます。
長年の使用で金属のブロックが彫り込まれています。
ブロックの真ん中でなく、上のギリギリの所を押しているのが気になるところ。長年の使用で玄関ドアが垂れ下がって、ブロックの外枠を押しているのではないかと思います。
錠ケースの改造
ソレノイドが外枠を押しても「逃げ」があれば動作しそうです。この外側をミニルーターで削ることにしました。新しく買った錠ケースを削るのはもったいないので、古い方を削ります。
同時に枠の方の表面の板もヤスリで削ります。
これでスムーズに開閉できるようになりました。
取り付け完了。隙間があればソレノイドの棒が引っかかりません。
まとめ
電気錠が上手く閉まらない原因はソレノイドのピンがブロックの外枠を押しているからのようです。ブロックの外側を削ることで、とりあえずは直りました。恒久的にはドアのヒンジにワッシャ等を入れて2mm程度ドアを上に上げてやれば良いと思います。
それにしても下手糞な施工だね。5mmぐらい外枠側の取付寸法を間違ってるんじゃないの?
今回は高価な錠ケースが無駄になりましたが、また動きが悪くなったらドアを持ち上げるのと合わせて交換しようと思います。
コメント
マー君久しぶりです、大きくなったねぇ
どうですか、寝床は気持ちいいですか、あちこち頑張って噛みついてますか
よく歯がなんともないですね・・・いいなぁ
ドアの錠前交換って、ほんとに高いですよね
でも、使用期間を考えれば安いんですけどね長期間使いますから
四角の所に丸く削れてますけども、あれがピンの当たってたとこですか
それにしても、長期間ガンガン当たってるとあんなに削れるんですね
ビックリです
マー君の噛みつきがやっと無くなってきたので、そろそろあちこちの修理を始めようかと思っているところです。
受注生産なのである程度高いのは仕方がないですが、注文する前に引っ掛かりの原因に気づかなかったのが悔やまれます。
この電気錠はソレノイドが0.5秒ぐらいの速さで動くので削れ方が凄いです。
モーター&ギアで動かすタイプだともう少し優しく押すんでしょうね。