太陽光発電で使っているバッテリーは3個あるのですが、全部をテストするのは結構大変です。そこで代表してバッテリーAを測ってみることにします。
C:車で3年、ソーラーで6ヶ月使用 B:4年4ヶ月使用 A:4年1ヶ月使用
テスト方法は今までと同じです。負荷を掛けて、バッテリーの持ち時間を測ります。
負荷はPCの液晶モニター2台とLED電球1個の合計42W。
【実験方法】
- まず2日間パルス充電器6アンペアでバッテリーを満充電にします。
- 満充電のものを2日間自然放電させて、抜けていく様子を確認します。
- 2日後に4A程度の負荷を掛け続け、11.91Vに達するまでの時間を記録します。
(機材 テスター:MAS838、パルス充電器:OP-0002、インバーター:CD-150のOEM)
インジケーターは緑です。
CCAテスターの値は12.45V、5.24mΩ、523CCA、Health22%
満充電から2日間自然放電して、12.33V。
42Wの負荷を掛けて、実験開始。
ピ~~~~~~~ 実験開始から数秒で低電圧保護の警報ブザー鳴りました。
まさかの試験中止。
CCA値523は悪くないと思いますが、実際の使用ではストンと電圧が下がってしまいます。
数年前にどこかで見つけたサイクル/容量のグラフ (105AhのSMF27MS-730)
ところでこの[G&YuのSMF31MS-850]は4年前に買った時はどこの店も「ディープサイクル」と言っていたんですが、1-2年前から「セミサイクル」って言い方をする店が増えてきたような気がします。原因はこのラベルだと思うんですよね。
2行目の●の所に「エンジン始動用」って書いてあります。
勝手な想像ですが、メーカーがラベルを他のエンジン始動用バッテリーと共用しちゃったもんだから、「ディープサイクルじゃないだろ」って話が出て来て、「セミサイクル」って言い出したんじゃないかと思うんですよね。「マリン用」サイクルバッテリーと言うのが一番しっくり来るかな。このバッテリーはボッシュその他のブランドでも売られているみたいなのでそれなりに信頼できるんじゃないですかね。
悪いバッテリーではないと思いますが、今後MFバッテリーを買おうとは思いません。理想的には電極が交換できるバッテリーですが、使い古しの開放型カーバッテリーをタダ同然で入手して、昼間専用で充電しながら上澄みだけ使うのが一番コストパフォーマンスがいいのではないかと思います。
この4年経過したバッテリーについては昼間のバッファとしてなら問題なく使えるので、しぶとく継続使用します。
このバッテリーは放電深度50%で使った場合350サイクルで容量が半分に減るので、2年も使えば寿命です。それを4年以上使っているんだから頑張っていると言えるでしょう。
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(2015-11-02 /batt4y)
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