エアコンを2台まとめてDIYで取り付けました。自前で取り付ける理由は費用を浮かせるという他に、自分でやったほうが確実という事、下準備ができていないという事がありました。
価格.COMで最安の店から購入。仕事部屋と、子供部屋に取り付けます。
自分で取り付けたい理由は色々あります。
- 壁に穴開けが必要。自分で位置を決めたいし、オプション工事費も浮かせたい。
- エアコン専用の電源が無い。これも自分で配線したい。
- 子供部屋のエアコンは交換になるが、事前に壁紙を貼り替えておく必要がある。
- 処分するエアコンのリサイクルに掛かる運搬費も浮かせたい。
- 工事費込みの量販店で買っても、下準備の都合で工事日が決められない。
エアコン取り付けでポイントとなるのは、フレア加工と、真空引きだと思います。専用工具が必要ですが、真空ポンプはヤフオクで、配管加工ツールは知り合いから借りました。
借りた配管加工用のツール。使う回数を考えると買うまでもないか。
まずは1Fから
壁裏の間柱、庭の樹木の位置を確認しながら、取り付け位置を決めました。
エアコン購入前にPDFの施工説明書をダウンロードして寸法を取りました。
65mmの木工用ホールソーで穴を開け、中心より少し下に外壁のセンター穴を開けます。
外側から、同じホールソーで穴あけ。寸法に間違いがあったら大変ですが、セーフです。
スリーブを差し込んで、飛び出した部分をカッターで切ります。
据付板を取り付けて、一段落。とりあえず今日はここまで。
続いて3Fの子供部屋
一方、子供部屋には冷えなくなった古い5kwの大型エアコンが付いていたので、コレを取り外しました。そのまま新しいエアコンを取り付けると壁紙の無い部分が表に出てしまうので、この面の壁紙を貼り直すことにしました。
壁紙を剥がしたら、ワイドパテで下地を平らにして
生のり付き壁紙を貼りました。ここまでできれば一段落です。
いよいよエアコンの取り付けです
梱包を解くと裏側はこんな状態です。
配管後ろの発泡スチロールは断熱材のようです。捨ててはいけません。危ない危ない。
本体裏側からVVF2.0-3Cを通して前側のコネクターに接続します。
配管を90度起こして、スリーブ部分に前もって化粧テープを巻いておきます。
出た出た。(1F)
3F子供部屋の室外機はベランダに設置することにしました。今までは1Fに室外機が置かれていましたが、配管が長いので冷却効率の点で損だし、冷媒の追加充填が必要のようです。また旧冷媒が使われていたので洗浄しないと使えません。(結構な金額が掛かるらしい)
買ってきたフレア加工済みの配管セットをトルクレンチを使って取り付けます。(3F)
室外機の接続部に向かって配管を曲げます。(1F)
ベランダは雨水が流れるように、勾配が付いています。室外機を水平に設置するため、前側に防振ゴムを噛ませています。
やり直せるように配管をできるだけ長く切断し、フレア加工後室外機に取り付けます。(3F)
このフレア加工、何回やってもスジの入った使えない物ばかりができてしまいました。その原因は単純。フレアツールに付いたゴミを引きずっていたことでした。
練習でたくさん作った失敗作。フレアツールを掃除してから加工したら上手くできました。
真空ポンプさえあれば難しくない
さあ真空引きです。サービスバルブを取り付けて、真空ポンプON!(1F)
(1)ポンプを止めて、真空ゲージが戻らないことを確認。(2)室外機に詰められているガスを少し配管内に入れて接続部の漏れを石鹸水で確認。2回のチェックを経てからバルブを全開し、ガスを全部入れれば完璧です。
短く切った断熱材の余りを管の露出している部分に被せ、化粧テープを巻けば完成。(3F)
延長コードで動作を確認後、専用の電源を引きました。1F仕事部屋へは新規で天井裏にVVFを引き、3F子供部屋へは、分電盤の接続を200V→100Vに変更しました。(要電工免状)
実は・・・壁の隙間にLEDライトを落としてしまい、取り出すのに苦労しました。
取り付け完了!
試運転してみると、よく冷えます!
家にある93年製の2.2kwエアコンの銘板を見ると、定格消費電力980W。新しく買った同クラスは475W。確実に省エネが進んでいます。
(2011-09-13 /aircon)
3FのエアコンもDIYで
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