夏に使ったDC扇風機のACアダプターと、冬の電気毛布のコントローラー根元が断線しているようなので、2つまとめて修理しました。

DC扇風機用ACアダプターのコードがヤバい状態になってました。
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24VのACアダプター
扇風機のスイッチが切れるので、おかしいなと根元を見ると銅線が露出していて、ちょっと動かすとパチっとスパーク。

一旦コードを切断して、ACアダプターを割ってから、コードを基板まで引っ張ってハンダ付けすることにします。
いつもはカッターで切って開いていましたが、ガソリンで割る方法があることを知り、試してみました。

シリンジにガソリンを入れ、合わせ面に注入。周りを握力で潰す感じで圧を掛けると・・・
割れました。

部分的にリブが割れましたが、一応2つに割ることが出来ました。

コードプロテクターとコードがくっついているので、コードが抜けるように加工します。

マイナスの精密ドライバーでグリグリほじって、コードを抜き、

3mm前後のドリルで穴を拡げます。

コードがコードプロテクターに通りました。

どちらがプラス側かを記憶しておきます。

基板の裏側に異常が無いことを確認。

コンセントに挿して電圧を測ってみるとDC24V出ています。基板自体は問題ないようです。

問題の箇所を除去したコードをハンダ付けし直します。

元の形と同じようにコードを這わせたら、ケースを二塩化メチレンで接着します。これで修理完了です。
電気毛布のコントローラー
コンセントに挿しているのに赤LEDが点かないので、コードの根元を曲げ伸ばしすると、赤LEDが点いたり消えたりします。そしてコードの被覆の内側が一瞬光ったりしてます。

こちらは100Vなので注意。
やることはACアダプターと同じです。こちらはコードプロテクターに4芯と2芯のコードくっついていて、コードが中々抜けません。

問題のコードが抜けるように、コードプロテクターにカッターで切り込みを入れて引っ張ったら基板側に出てきました。

ピカッと光った所より先を切って、ハンダ付けし直し。抜け止めに結束バンドで締め上げて組み直せば修理完了です。
まとめ
ACアダプターをガソリンで割る手法については使えると思います。想像するに、生産時に使われている接着剤(瞬間接着剤?)がABSよりもガソリンに溶けやすいのだと思います。

コードの根元が断線することが多いですが、そこでつなぎ直すよりも、コードを伸ばしてケース内で処理したほうがきれいに仕上がるし、耐久性も上だと思います。






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