2016年に電力自由化が始まって以来、ウチは安い電力会社を使って来ましたが、このところ電気代がじわじわ値上がりしています。その要因のひとつは燃料費調整額の上昇です。
燃料費調整額は1年前から、ほぼ一直線に上がって、ついにプラスとなりました。
ウチの電力状況
2016年に東電から東燃ゼネラルのmyでんきに移り、2017年からHTBエナジーの電気を買っています。2019年からは東京電力の料金の10%引きプランを契約しています。
東日本大震災以降のウチの電力消費量の推移を見てみると、2011年に年間5,000kwh台だったのが、主に新しい省エネ機器に交換することで、年間3,000kwh台まで下がりました。ただし、2020年からは家族の在宅時間が増えて消費電力量が増えて来ました。
気になるのは今年に入って燃料費調整額が2015年以来7年ぶりにプラスになったことです。
燃料調整が過去最も安かったのは2021年1月で、電気代は374kwh使って8,674円でした。
2021年1月の燃料費調整額が-5.20円 再エネ賦課金が2.98円
2022年2月の燃料費調整額が+0.74円(5.94円↑)再エネ賦課金が3.36円(0.38円↑)
今年2月の電気代は378kwh使って11,165円でした。使った電力を374kwhに揃えて再計算すると、同じ量使っても1年前より2,364円も値上げです。
これまで燃料調整が安かったっていうのはありますが、ひと月2,000円以上の値上げは痛い。
燃料費調整額↑
原発が止まってからの燃料費調整額(東京電力)の推移をグラフにしてみました。
頂点は15/03(↑)、16/10(↓)、19/03(↑)、21/01(↓)です。
原油価格と連動しているのか調べてみました。
出典:資源エネルギー庁:原油の円建て輸入CIF価格とドル建て輸入CIF価格の推移
原油価格の推移を重ねてみると、10ヶ月程度遅れて連動しているように見えます。燃料費調整のプラマイ0が、円建て原油60千円/klぐらいな感じです。
上のグラフから予測すると、2022年末までに、燃料費調整額が+5円は十分ありそう。
再エネ賦課金↑
再エネ発電促進賦課金も年々負担額が上がっています。(2012年:0.22円/kWh → 2021年:3.36円/kWh)
再エネ賦課金は、10年後の2032年に最高値となり、そこから下がるという予測があります。
出典:電力中央研究所 太陽光発電・風力発電の大量導入による固定価格買取制度(FIT)の賦課金見通し (2015)
もう既に予想より高い金額になってきています。この先どうなるんでしょうね。
まとめ
1年後は燃料費調整額と再エネ発電促進賦課金合わせて1kwh当たり5円程度値上がりしそう。金額にすると、375kwhで1,875円アップ。電気代は13,000円ほどか。
ただ、ここに来て1バレル100ドル到達とか、サハリンの石油・ガスが入って来なくなるというニュースが入って来てます。ひょっとしたら値上げ幅はそんなもんじゃ済まないかも。(上限は基準の+50%らしいですが)早くプーチン政権NATOが崩壊することを希望します。
ウチでも一応、独立型(オフグリッド)で再生エネ発電を促進してます。再エネ賦課金が割り引かれる訳では無いですが、これ(500W)で1,000円/月程度の電気代(@25円として)を浮かすことができています。もう材料費は回収したので、晴れれば得する構造になってます。
もう少しソーラーパネル増やそうかな・・・。
コメント
そうなんですよね
プーチンが癌なんですよ・・・早く収まらないかな
でも、374Kwしか使ってないんですか少ないですね
我が家は、なぜか、1月860Kw、2月613KW、3月511KWと使ってます、寒い時でも以前は日中はRAをOFFしてたんですけども最近は一日中ONしっぱなしなんです・・・これじゃあね
寒さにもめっぽう弱くなっちゃいましてどうしようもありません
早く春にならないかな
暖房に電気代がかかるのは仕方ないですね。
ウチの場合、15年ぐらい前は600-700kwh普通に使ってました。
ですが、冷蔵庫とエアコン交換、LED化でだいぶ下がりましたね。
800kwh使ったとしたら、来年の今頃は4,000円アップですかね。
ガス代もどうなることやら。
ヒーー
四国電力では、燃料調整単価が上限価格に到達しました。
[抜粋]
平均燃料価格[39,400円/kl]が上限価格[39,000円/kl]を超えたため、2022/4月分の燃料費調整単価は
上限価格にもとづき算定いたします。
他電力では、すでに上限価格に到達しているところもある模様。
賦課金は、まだ、発表されていませんが、2022/5月分以降さらに上昇続けるはずです。
FIT制度が始まってから20年間は、下がる理由が見当たらない。
現在のガソリン・灯油の上昇も大打撃で、ガソリン車・灯油ストーブ・灯油ボイラを利用しているので、燃料代を下げることができないです。
東京電力の上限は計算すると5.13円なのでまだ上がる余地があります。
四国電力の上限は2.55円なんですね。
既に上限に貼り付いている電力会社は料金テーブル自体を値上げすることになるんでしょうか。それとも原発をフル稼働するのか?
ん~
四国電力では、既に伊方発電所がフル稼働している。
料金テーブル見直しに向かうことになるでしょう。
でないと、燃料代超過分を電気料金に反映できない分は電力会社が負担することになるのよね。
テーブルを値上げとなると認可とかに時間がかかると思うのですが、どうなんでしょうね。
ガソリンの補助金みたいにやるのかな。
アメリカばかりが儲かりますな。
四国電力は、対策として、経済産業大臣に対して、渇水準備引当金取崩しの申請をしました。したがって、料金テーブル引き上げはまだの模様。
公式ページより抜粋
2.申請理由
2021年1月の電力需給ひっ迫などにより、当社単独の2020年度決算は赤字となったことに加え、2021年度決算においても、足元の燃料価格高騰に伴う需給関連費の大幅な増加により、引き続き赤字となることが見込まれる。このため、過去の豊水により積み立てた渇水準備引当金を取崩し、自己資本の毀損拡大を抑制する財源に充てる。
との記載がありました。
そんなへそくりがあるんですね。はじめて知りました。
しかも渇水用。切実さを感じます。
中部と北陸も同様に申請したようですね。
oink!さん 今日電力会社からメールが来まして4月30日で電気業界から
撤退するから、別の会社に契約をし直してくださいですって・・ガーンです
エルピオって会社なんですがね、今度はエネワンでんきでお願いしますだって
さぁどうしましょうです、割と安くてよかったんですが・・これもプーチンだ
いま、必死でどこか安いとこないかなって探しています
どこかいいとこないですか
昨日「エルピオが撤退」というニュースを見て驚いていたところです。
私も次の候補に入れていた会社なんですよね。
燃料代が高騰しているんで、どこも厳しいんでしょう。
まあでも、他所に移れば電気は供給されるので大丈夫です。
自分の所で発電している会社のほうが安心ではありますね。
https://power-hikaku.info/choice/area/tokyo.php
新電力によっては、燃料費調整に上限がない場合があるようです。
今まで気にした事が無かったのですが、HTBエナジーは上限が無いみたいです。
https://htb-energy.com/guide/fuelcost.html
東電上限の+5.13を超えてきたら東電の方が安くなる可能性があるので準備しておいたほうが良さそうです。
エルピオ撤退でエネワンにと変更しようとしてたんですが、まあ一ヶ月もあるんだから、ゆっくりやればいいやなんて思っていたら、とんでもなかったです
エネワンだけでは、面白くないので他社もどうかなってみたら
良さげなとこがあったので、申し込みの手続きをしてたら
(ダメなら変更すればいいやと軽いノリ)、なんと電話がきて今申し込みが
凄く来てます、それと3月の契約内容では4月から3か月間は受付しませんから
早くもうしこんでくださいと言うんです、なんか胡散臭いなあ大丈夫かなあ
と思いましたがどうも、他社もそんな感じらしいんです
プーチンのせいで原価が上がってるみたいです、4月には電気量が
上がるとかもいってました
まあ、眉唾物ですが、どうせ変更しないといけないわけですから
やっちゃえ日産ののりで申し込んでおきました
昨夜20時ころの話です
でもとっても不安ですが・・・
どこも儲からないのが分かっているから、あまり契約したくないということなんでしょうかね。
契約が済めばとりあえずは大丈夫でしょう。
ダメになったら、また乗り換える。多少の手間がかかっても安いほうがいいですよね。