先日買った安エルゴノミクスマウスですが、どうも私の手にはフィットせず、これを使おうという気が起きません。・・・ということで自分の手に合った形に改造することにしました。
Jelly Comb Wireless Optical Vertical Mouse MV009
改造の狙い
過去に使っていたMicrosoft Natural laser mouse 6000の握り心地が良かったので、この形に近づけたいと思います。製品のパーツにパテを盛る方法で作ります。
親指をえぐれた部分の下に置いて使っていました。
ガッチリと握る感じが心地良い。この感じを目指します。
分解
まずは、底の電池蓋を外し、さらに銘板ラベルを剥がしてネジ4本外します。
ラベルはソルベントを流して剥がし、再利用します。
底の部分が外れました。
天面のカバーを外すと、ネジ2本抜けるようになります。
しかし、この構造に気づかず、接着されていると思い込んで捻じり切ってしまいました。
捻じり切ったネジボスは二塩化メチレンで接着して再生します。
サイドボタンを引っ張って外します。
パテ盛り塗装
まずは表面のシルクプロテイン塗装を剥がします。水抜き剤(IPA)を塗ってみたりしましたが、あまり効果が無かったです。
結局240番の耐水ペーパーで水研ぎしました。この方が早いです。
そして、くっついちゃうプライマーをさらっとスプレーしました。
ポリパテを盛って行きます。
3回ほど重ねて、大体の形が出来たら、表面を均していきます。
水研ぎ、ポリパテ、ラッカーパテを繰り返し、これで3回目ぐらい。
サフェを吹いて、細かい段差、ピンホールを見つけて、ラッカーパテで埋めていきます。
だいぶ形ができてきました。この段階だと水研ぎペーパーは#320~400ぐらいでOK。
サフェーサーの後、グレーのアクリルラッカーを中塗り。
仕上げは黒(艶あり)で。つや消しや、ゴム塗装にしようかとも考えたのですが、すぐに剥げてテカテカになるのは目に見えているので、最初から艶ありにしました。
テレっとしたイイ艶出ました。これで2回塗り(DCMの198円ラッカー)です。
組立・完成
塗装が完全に乾くのを待ち、分解したのと逆の手順で組み立てて行けば完成です。
高さ20mm奥行き17mm程度の肉が付きました。
艶消しと艶ありの組み合わせは意外とイイ感じ。
比較
製品とカスタマイズ後の形状比較です。
親指が外側に行って、ガッチリ握れるようになりました。
まとめ
狙い通りガッチリ握れるマウスが出来ました。
一応、このポジションでも使えます。
やっぱりこの握り方のほうが心地よい。パテを盛って重量が増加しましたが、この事も使いやすさにはプラスの方向で作用していると思います。
ただし、小指が滑ってマウスを持ち上げにくいのは相変わらずです。シルクプロテイン塗装を剥がし、小指の所にもパテを盛って引っ掛かりを作ろうと考えています。(満足度:80)
コメント
なぜメーカーはシルクプロテイン塗装をするのでしょうね、毎度やすりがけをするはめになっています。
パテ盛りの改造いいですね。
ゲームコントローラーなどを塗装したことがあるのですが手で触るものの塗装はどう強度を上げるか悩みます。
>なぜメーカーはシルクプロテイン塗装をするのでしょうね
しっとりとした質感がイイということなんでしょうけど、私のように買ったら7年ぐらい使うつもりの人にとっては迷惑なだけですね。
それにマウスなんかに使ったら滑って使い難いだけだと思いますね。
今回は普通のアクリルラッカーを使いましたが、耐久性は製品の塗装とそれほど変わらないと思います。
強さを求めるなら2液ウレタンですかね。
ledが赤ということでしたが
青色のを購入して
ハンダで取り付けると
多少変わるでしょうか
そこまでするなら、買い換えた方が
というのもありますが…
8年前に赤から青に交換していました。
青でも動くけど、赤のほうが多少動きが良かったです。
https://jibundeyarou.com/blue_mac_mouse/
logicoolの1000円しないマウスも持っていますが、光らないタイプです。
私はこっちのほうが好きです。