エンジン警告灯点灯の根本治癒に成功!

BMW 318i ツーリング(E46・M43)のエンジン警告灯が初めて点いたのは3年前。ELM327で消しながら使っていたのですが、最近は消してもすぐに点くようになりました。今年から車検が厳しくなって、警告灯が点いていると車検が通らないとのことなので、根本原因を退治しておくことにしました。

エンジン警告灯点灯の原因は[P0170]Fuel Trimであることまでは掴めています。

Fuel Trimとは

fuel trim とは、燃料の濃さを調節する部分で、吸気量と排気酸素量をセンサーで計測し、コンピュータが燃料の濃さを調節する機能。混合気が薄いとガソリンを増やし、濃いと減らすようなことをやっているようです。

ELM327でスキャンすると、いつもLong term fuel trim (LTFT)が+19.5%と表示されます。これは混合気が濃くなる方向で補正されている事を意味し、コレが+25%を超えると警告灯が点灯するみたいです。

OBDはfuel trimの異常値を検出したところまでは教えてくれますが、どこがどう悪いのかまでは教えてくれません。ここからが大変なんですよね。

エラーコード一覧サイトを発見

[P0170]の対処法を探しまくっていると、使えるサイトtroublecodes.netを見つけました。

ここは他のエラーコードが出た人にも役に立つと思います。英語ですが、Chromeの翻訳で結構分かりやすい翻訳をしてくれます。そこから手繰って行くと、[P0170]がありました。

P0170についての一般的な原因を拾い集めると、

  • MAFセンサー(エアマスセンサー)の油汚れ
  • O2センサー(ラムダセンサー)の油汚れや欠陥
  • P0170だけが表示されることは稀
  • アフターマーケットのMAFはP0170を出す原因
  • MAP(Manifold Absolute Pressure)センサーの欠陥
  • 真空漏れにより、計量されていない空気の流入
  • O2センサの基準空気を汚染する重大な排気漏れ        ・・・など

調査・修理の手順

  1. MAFを洗浄してみる
  2. MAFの電圧チェック
  3. O2センサーを外し、電圧、抵抗をチェック

現状と対策

ウチのE46の場合、ELM327で表示されるエラーはP0170という1点のみです。症状は特に無く、アイドリングは安定しているし、警告灯が点いていたとしても、ただちに壊れそうな不安感はありません。あえて1つ挙げるなら、燃費が多少悪くなっているように思います。

troublecodes.netの記事を読むと、センサーの汚れが原因な気がします。事実、オイルは安いモノタロウ製だし、ガソリンもレギュラー/ハイオクをブレンドしているので、まあ不具合が出てもおかしくありません。

手順としてはまずはMAFセンサーの洗浄ということですが、調べてみると、センサーにはホットワイヤー式とホットフィルム式があり、E46は後者のようです。ホットフィルム式はCRCのエアフロクリーナーが使えないらしい。新品に交換するとしても、ボッシュ製の新品を買うと2万円ぐらいするし、アフターマーケットの安いMAFセンサーはオススメできないとのこと。原因がエアマス確定なら高くてもボッシュ製を使いたいところですが、替えなくても済んだのに2万円払うとなると勿体無い。

純正エアマスだと4万円以上・・・

結局、中華エアマスメーター

Aliでパチもんを探すと、2千円ほどで売っていたので、これを買って試してみることにしました。2千円なら、P0170の原因が別の場所だったとしても惜しくありませんので。

とりあえず、これに交換して、数値が良い方向に変われば儲けもの(対策完了)です。

材質表示はボッシュ製と同じで、見た目は特に問題無さそう。

問題はMAFセンサーの精度ですが、見ただけでは分かりません。

上に見えている素子の足は多分、温度センサー。MAFセンサーは先端のケースの中に収まっているのだと思います。

MAF交換作業

交換作業自体は簡単です。エアクリーナーのカバーを留めているクリップを全部外し、金属バンドを緩めたら、エアマスメーターが外れます。

コネクターは両脇のロックボタンを押しながら引っ張れば外せます。

後は新品のエアマスを取付けて、クリップと金属バンドを締め、コネクターを嵌めます。

この後は、ELM327でOBD2の数値チェック→バッテリーを外してECUをリセット→軽く走って学習→OBD2で数値チェックという流れ。あとはOBD2の数値を見ながら切り分けていこうと思います。(何も変わらなかったらお手上げです。)

OBD2の数値チェック

スマホではTorque、PCではScanTool.net等を使えばセンサーのライブデータが取れます。今回は数値が一覧で出てくるScanTool.net1.13を使うことにしました。318i(E46)の場合、全8ページのうち1~3ページにセンサーのデータが表示されます。

メインメニューで[Read  Codes]を押すと記録されたフォルトコードが表示されます。

[Clear]をクリックするとOBD2に記録された情報が消えて、エンジン警告灯も消灯されます。

MAF交換前

特に関係のありそうな箇所は2ページ目のLong Term Fuel Trim (Bank1)。いつも+19.5%と高い数値が出ています。これが+25%を超えた時に警告灯が点くようです。

1ページ目のAir Flow Rateも関係ありそう。その下のFuel System 1 Status: open loopの意味はエンジンが温まっていない状態。この状態で表示されている数値は、前回エンジンを切った時にメモリーされているものだと思います。

Air Flow Rateは7.50g/s

MAF交換後

交換直後はLong Term Fuel Bankが19.5%のままで、何も変わりませんでした。これは面倒臭そうだな(´д`ιι)・・・とりあえず近所を走ってみたら・・・・・Fuel System 1 Status: closed loopになり、どんどん数値が下がってきました。よっしゃ~!!

LTFTが+4.7なら全く問題ないレベルだと思います。

Air Flow Rateも3.27g/sと半減。

どうやら直ったっぽい。とりあえず。

メモ・まとめ

  • フォルトコードが解って、次の一手を調べるには、troublecodes.netがオススメ。
  • 信頼性の低いパチもんのエアマスメーターでも、ちゃんと使えました。
  • バッテリーを外すと時計や距離計等の表示が消えますが、ECU自体はリセットされないような気がします。(大した手間ではないので、一応やる方がイイかも)
  • ScanTool.netは古い1.13のみが使えるみたい(ELM327がV1.5の場合)。
  • OBD2でライブデータを見る場合はエンジンが温まった状態(Fuel System Status: closed loop)でないと古い数値が表示されます。
  • LTFTの数値が大きくなった原因はMAFセンサーの汚れだったのかもしれません。その他考えられるのは、エアマスの取り付け状態が悪く、隙間から空気が入り込んでいたとか、あとはECUに記録された+19.5%という数値がリセットされなくなってしまったとか。
  • 取り外したエアマスはイソピルアルコールで洗浄し、予備に取っておこうと思います。

ドイツ製のBMWですが、だんだん八角の香りが強くなってきましたよ。(´д`ιι) でもまあ、とりあえず直ったっぽいので良かったです。(^_^) v

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『エンジン警告灯点灯の根本治癒に成功!』へのコメント

  1. 名前:OJISAN 投稿日:2017/08/03(木) 14:16:21 ID:f5ade4c1b 返信

    BMW直ったっぽい、おめでとうございます。・・・パチパチパチ
    エアマスメータが犯人みたいですか、よくぞ突き止められましたね
    たいしたものです、感心しちゃいます。
    車がコンピュータ化してからは、素人は手がでなくなりましたね
    ボンネットを開けても、エンジンルームは配管やら配線でぐちゃぐちゃですものね
    昔の車は、エンジンルームを覗くと地面がみえましたから、工具を落としても
    地面まで落ちてましたけど、今のくるまは工具自体がどこかに引っかかって行方不明に
    なってしまいますからね、恐ろしいですよ。
    昔は、ポイント磨きだプラグ清掃だとかやりましたが今は全くできません。

    • 名前:oink! 投稿日:2017/08/03(木) 21:21:36 ID:5a7299af0 返信

      どうもありがとうございます。
      この車は弱点が色々ありまして、今回直ったエンジン警告灯の他に、助手席のエアバッグの警告灯が点く事例も多いみたいです。その他、ウィンドウガラスが落っこちたり・・・。車検の時は係員が操作することがあるので、結構ヒヤヒヤします。
      最近の車は(て言っても15年前の車ですが)コンピュータで制御されているので弄るのが大変です。ネジの戻し回転数で調節するぐらいなら、DIYでできますが、1・0のデジタルの世界になると、もう手に負えないですね。